Bybit(バイビット)手数料は高い?詳細や他社比較、節約方法まで徹底解説(バイビット)

Bybit(バイビット)は、海外の仮想通貨取引所であり、取引ボリュームや提供サービス、セキュリティなどさまざまな面で世界トップレベルの水準です。

海外の仮想通貨取引所での口座開設を検討するときに、まず最初にBybitが目についた方も多いのではないでしょうか。

仮想通貨取引所で口座開設して実際に利用するときに重要なポイントとして、各種手数料を知っておくことが重要です。

そのため、今回はBybitの各種手数料に関しての解説や、手数料をなるべく抑えるためのコツなどを紹介します。

また、Bybitとほかの主要の海外の仮想通貨取引所と比較した結果などもあわせて解説します。

今後Bybitを利用してみたい方や、すでに利用しているけど手数料についてあまり理解できていない方は、ぜひ今回の内容に目を通してみましょう。

この記事でわかること
  • Bybitでの各種手数料の詳細
  • ほかの主要な仮想通貨取引所と比較してもBybitの手数料は割安
  • 出金手数料は送金する仮想通貨銘柄やネットワーク選択で抑えることができる
  • 取引手数料はVIPランクを上げておくと大きく割引される

公式サイト:https://www.bybit.com/ja-JP/

もくじ

Bybitの各種手数料と計算方法

Bybitの利用には、以下の場面で手数料が発生します。

Bybitでかかる手数料一覧
  1. 入金手数料
  2. 出金手数料
  3. 取引手数料
  4. スプレッド
  5. 資金調達料
  6. 償還手数料
  7. 管理手数料

それぞれの手数料について、以下で詳細を確認していきましょう。

1. 入金手数料

Bybitへ仮想通貨取引のための資金を入金する場合、自分の銀行口座から直接日本円を入金することはできません。そのため、銀行振込などでの日本円入金には対応していません。

Bybitへ入金する方法は、以下の2つから選択する必要があります。

  • 仮想通貨入金
  • クレジットカード利用での購入

1-1. 仮想通貨入金の場合

Bybitへの仮想通貨での入金は、Bybitでの入金手数料は無料ですが、送金時に国内の仮想通貨取引所で送金手数料がかかります

仮想通貨送金での入金は、送金中の価格変動による影響を受けるため、相場が激しく乱高下している条件下では注意が必要です。

ビットコインなどの仮想通貨銘柄では、送金手続きに時間がかかり、送金手数料も割高なことが多いため、送金速度が速く、送金手数料が安い「リップル(XRP)」などの銘柄でBybitに入金するといいでしょう。

また、Bybitへ仮想通貨を入金する場合には、入金する仮想通貨銘柄によって最低入金金額が設定されているものもあるため、事前に確認が必要です。

銘柄によって最小入金額が異なる

仮想通貨銘柄最小入金額
ビットコイン(BTC)0.000006BTC
イーサリアム(ETH)なし
ソラナ(SOL)0.01SOL
リップル(XRP)なし
ポルカドット(DOT)なし
カルダノ(ADA)1ADA
テザー(USDC)なし
サークル(USDC)なし

1-2. クレジットカード利用での購入の場合

Bybitは日本円入金に対応していませんが、クレジットカードで仮想通貨を購入することで、実質日本円入金が可能です。

クレジットカードでの仮想通貨購入の場合には、プロバイダーによって購入手数料が異なります

また、国際ブランドにも制限があり、「VISA」「Mastercard」「JCB」のブランドのみが、Bybitでのクレジットカード購入で利用できます。

カード発行地国際ブランド1回あたりの入金手数料
EUMastercard/VISA1.1%
EU以外Mastercard2.7%
EU以外VISA3.05%
EUJCB5%
EU以外

手数料のシミュレーション

10000円をMastercardでクレジットカード入金をした場合の手数料:270円
10000×2.7%=270円

2. 出金手数料

Bybitから仮想通貨を出金する場合には、出金手数料がかかります。

Bybitの出金手数料は、出金する仮想通貨銘柄によって異なります

ビットコインの送金では、送金手数料がほかの銘柄と比較して割高なことが多いです。

また、イーサリアムなどの複数のネットワーク上で利用されている仮想通貨銘柄の場合は、ネットワークごとに出金手数料が設定されており、ERC-20のネットワークは、AirbitrumやOptimismなどのネットワークに比べて出金手数料が割高です。

具体的に、ビットコイン送金では一度に0.00068BTCが送金手数料として発生します。

0.00068BTCは2024年3月14日時点では約7400円に相当します。

仮想通貨によって出金手数料が異なる

仮想通貨銘柄出金手数料(2024年1月時点)
ビットコイン(BTC)0.00068BTC
イーサリアム(ETH)【ERC20】0.0027ETH
イーサリアム(ETH)【Optimisim】0.0003ETH
ソラナ(SOL)0.01SOL
リップル(XRP)0.25XRP
ポルカドット(DOT)0.1DOT
カルダノ(ADA)0.8ADA
テザー(USDC)【ERC20】8USDT
テザー(USDC)【Optimisim】1USDT
サークル(USDC)【ERC20】14USDC
サークル(USDC)【Optimisim】1USDC

3.現物取引の手数料

Bybitでは、現物取引だけでなく先物取引、レバレッジトークンを含めたすべての仮想通貨取引において取引手数料がかかります。

現物の仮想通貨取引では、一律0.1%の取引手数料がかかります。

Bybitでは、VIPランク制度を採用しており、高いVIPランクを獲得することで各種手数料が安くなる仕組みです。

現物取引の場合は、最高のVIPランクになると、メイカー側で0.0050%、テイカー側で0.0200%まで取引手数料が引き下げられます。

メイカーとは板取引において取引注文を発注して板上に注文を作成するユーザーのことを指し、メイカーは成り行き注文などですでに板上にある注文を拾って約定させるユーザーのことを意味します。

VIPランク現物取引手数料
一般メイカー:0.100%
テイカー:0.100%
VIP1メイカー:0.0600%
テイカー:0.0400%
VIP2メイカー:0.0500%
テイカー:0.0250%
VIP3メイカー:0.0450%
テイカー:0.0200%
VIP4メイカー:0.0400%
テイカー:0.0150%
VIP5メイカー:0.0350%
テイカー:0.0125%
VVIPメイカー:0.0200%
テイカー:0.0050%
Pro1メイカー:0.0400%
テイカー:0.0150%
Pro2メイカー:0.0350%
テイカー:0.0125%
Pro3メイカー:0.0300%
テイカー:0.0100%
Pro4メイカー:0.0250%
テイカー:0.0075%
Pro5メイカー:0.0200%
テイカー:0.0050%

手数料のシミュレーション

一般ユーザーでBTC/USDTで1BTCを購入した場合:0.001BTC
1BTC×0.1%=0.001BTC

4.デリバティブ取引の手数料

デリバティブ取引であるUSDT無期限先物取引では、メイカー側で0.0550%、テイカー側で0.0200%の取引手数料がかかります。

デリバティブ取引の手数料もBybitのVIPランクによって変動する仕組みになっており、一番高いVIPランクになると、デリバティブ取引での手数料はメイカー側で0%、テイカー側で0.0250%となります。

VIPランク先物取引手数料
一般メイカー:0.0550%
テイカー:0.0200%
VIP1メイカー:0.0400%
テイカー:0.0180%
VIP2メイカー:0.0375%
テイカー:0.0160%
VIP3メイカー:0.0350%
テイカー:0.0140%
VIP4メイカー:0.0320%
テイカー:0.0120%
VIP5メイカー:0.0320%
テイカー:0.0100%
VVIPメイカー:0.0300%
テイカー:0.0000%
Pro1メイカー:0.0320%
テイカー:0.0100%
Pro2メイカー:0.0320%
テイカー:0.0050%
Pro3メイカー:0.0300%
テイカー:0.0000%
Pro4メイカー:0.0275%
テイカー:0.0000%
Pro5メイカー:0.0250%
テイカー:0.0000%

手数料のシミュレーション

仮に1BTCが10,000USDTの価格で一般ユーザーでBTC/USDTで1BTCを成行注文(テイカー)で購入した場合:55USDT
1BTC(10,000USDT)×0.055%=55USDT

5.USDCオプション取引

オプション取引ではメイカー・テイカーともに一律で0.02%の取引手数料が必要です。

オプション取引でも、VIPランクによって取引手数料が変わります。

一番高いVIPランクでは、メイカー側が0%、テイカー側が0.0100%まで手数料が引き下げられます。

VIPランクオプション取引手数料
一般メイカー:0.0200%
テイカー:0.0200%
VIP1メイカー:0.0200%
テイカー:0.0150%
VIP2メイカー:0.0200%
テイカー:0.0150%
VIP3メイカー:0.0200%
テイカー:0.0150%
VIP4メイカー:0.0180%
テイカー:0.0150%
VIP5メイカー:0.0150%
テイカー:0.0100%
VVIPメイカー:0.0150%
テイカー:0.0020%
Pro1メイカー:0.0180%
テイカー:0.0150%
Pro2メイカー:0.0150%
テイカー:0.0100%
Pro3メイカー:0.0150%
テイカー:0.0020%
Pro4メイカー:0.0100%
テイカー:0.0020%
Pro5メイカー:0.0100%
テイカー:0.0000%

6.bybit MT4の手数料

Bybitでは、MT4(MetaTrade4)を使用しての取引にも対応していますが、MT4での取引では一律で0.03%の取引手数料がかかります。

また、BybitのMT4を利用してポジションを保有しているトレーダーは、毎日 11:59PM (UTC+3)にスワップ手数料といわれる手数料が差し引かれます。

通常の無期限先物取引の場合は、資金調達率(ファンディングレート)によって、ロングポジションもしくはショートポジションを保有するトレーダーのどちら一方が資金調達量を支払う仕組みです。

しかし、BybitのMT4でポジションを保有している場合は、すべてのポジションに対してスワップ手数料がかかります。

スワップ手数料は通常ポジションに対して0.03%の額が差し引かれますが、ETHUSDTとBTCUSDTのみ、スワップ手数料は0.01%です。

仮に、 11:59PM (UTC+3)時点で、10,000ドル分のBTCUSDTのロングポジションを保有していた場合は、10000ドルに対して0.01%分のスワップ手数料を毎日支払います。
スワップ手数料:10,000×0.01%=1USDT

7. スプレッド

仮想通貨に限らず板取引を運営しているプラットフォームでは、買い注文と売り注文に価格差を設定しており、設定した価格差は運営側の利益となります。

この売り注文と買い注文の価格差のことを「スプレッド」と呼び、スプレッド分の価格はポジションを保有した時点で運営側に手数料として支払うことを意味します。

そのため、取引手数料だけでなくスプレッドの数値も手数料として考慮しなければいけません

取引通貨によってスプレッドは異なりますが、2024年1月時点では、Bybitでのビットコイン取引でのスプレッドは、0.01ドルに設定されています。

Bybitのスプレッド

しかし、価格が乱高下するような不安定な相場環境では、スプレッドによる価格差が大きくなる傾向があるため注意が必要です。

また、取引量が少ない状況でもスプレッドが大きくなる傾向があるため注意しましょう。

8. 資金調達料

Bybitの資金調達料

引用:Bybitヘルプセンター 資金調達料の計算

Bybitの無期限先物取引などでは、現物価格と先物価格の乖離やゆがみを是正する目的で資金調達料が手数料としてかかります。

Bybitなどがサービスとして提供している無期限先物取引は、基本的に現物取引の価格に準じて上下が、無期限先物取引で一方的な買い注文や売り注文が原因で、無期限先物取引の価格と現物取引の価格に差が生まれます

この価格差を埋めるために資金調達率(ファンディングレート)が計算されて、保有しているポジションに対して計算された、資金調達率分の資金調達料が必要になります。

資金調達率がプラスのときはショートポジションを保有しているユーザーが、資金調達率がマイナスのときはロングポジションを保有しているユーザーが資金調達料を支払います。

支払われた資金調達料は、一部Bybitの運営が受け取り、残った分は反対のポジションを保有しているユーザーが受け取ります。

Bybitでは、資金調達料が毎日1時、9時、17時の3回支払われます。

例えばある時点でBTC/USDTの無期限先物取引で、100USDT分のロングポジションを保有している場合に、資金調達料が0.01%だったときは、毎日0.01USDTを3回支払います。

反対に、同じタイミングで100USDTのショートポジションを保有しているユーザーは、毎日0.01USDTを3回受け取ることができます。

資金調達率は無期限先物取引の取引画面で実際にリアルタイムで確認され、毎日3度にわたり資金調達料を支払うため、表示された資金調達率を3倍して計算すると日率での資金調達率になり、さらに365倍して計算すると年率での資金調達率になります。

資金調達率は実際の現物と先物取引での価格差によって計算されるため、そのときどきで変化します。

9. 償還手数料

Bybitでは、レバレッジトークンの取引にも対応しています。

レバレッジトークンでは、無期限先物取引のように証拠金を準備しなくても、ロング・ショートポジションにレバレッジをかけたポジションをとることができます

レバレッジトークンは、現物の仮想通貨と同じように取引できますが、償還したときに償還手数料が発生します。

Bybitでの償還手数料は、0.05%に設定されています。

そのため、仮に100BTC+3Lトークン(BTCロング3倍)を10USDTで償還したときには「100 × 10 × 0.05% = 0.5 USDT」が償還手数料として差し引かれます。

10. 管理手数料

レバレッジトークンでは、資金調達料に加えてBybitでの管理手数料がかかります。

管理手数料は、0.005%に設定されており、毎日午前9時になるとレバレッジトークンのポジションから管理手数料が差し引かれます。

仮に、200 BTC+3L を保有していて、純資産総額が 10 USDT だと仮定すると、管理手数料は 「200 × 10 × 0.005% = 0.1 USDT」として計算されて午前9時になるとポジション残高から差し引かれます。

11.NFTマーケットプレイス手数料

Bybitでは、NFTのマーケットプレイスも提供しており、NFTの売買ができます。

BybitのNFTマーケットプレイスでは、購入者は手数料無料で利用できますが、NFTを販売するユーザーには、取引手数料が差し引かれます。

NFTマーケットプレイスでは、販売価格に対して1%が取引手数料として発生します。

また、NFT使用率といわれる個別に設定された手数料も販売したユーザーは支払う必要があります。

そのため、仮にNFT使用率1%のNFTを100ドルで販売した場合には、100×1%(取引手数料)+100×1%(NFT使用率)=2ドルが手数料として差し引かれます。

最終的にNFTを販売したユーザーは、手数料を差し引いた98ドルが手元に振り込まれます。

公式サイト:https://www.bybit.com/ja-JP/

12.両替え(コンバート)手数料

Bybitでは、仮想通貨を現物取引以外にも、両替(コンバート)することでもほかの仮想通貨に交換できます。

Bybitの両替は取引手数料が無料なので非常に魅力的な機能です。

しかし、現物取引での基準価格と両替での基準価格が同じではないため、両替時のレートには注意が必要になります。

13.強制決済手数料

強制決済手数料は、現物マージン取引や暗号資産ローン、オプション取引において強制決済価格に到達して強制決済で清算されるときに発生する手数料です。

現物マージン取引や暗号資産ローンでは、ローン資産価値比率(LTV)が強制決済の水準を上回った場合に強制決済が発生します。

強制決済による清算が発生したときに強制決済手数料がかかりますが、強制決済手数料はそのままBybitの証拠金保険基金プールに追加される仕組みです。

また、オプション取引での強制決済は、アカウントの維持証拠金率が100%に達した時点で強制決済が執行されます。

現物マージン取引・暗号資産ローンオプション
強制決済手数料率2%0.2%

手数料のシミュレーション

10,000USDT分の暗号資産ローンが強制決済された場合:200USDT
10,000USDT×2%=200USDT

海外の仮想通貨取引所での比較

Bybitと海外の仮想通貨取引所の手数料を比較すると、Bybitの手数料は最安水準であることが分かります。

現物取引手数料の比較

取引所名入金手数料出金手数料(BTC)取引手数料スプレッド(BTC)
Bybit無料0.0003BTCメイカー:0.1%
テイカー:0.1%
0.01ドル
gate.io無料0.001BTCメイカー:0.2%
テイカー:0.2%
0.1ドル
Bitget無料0.0006BTCメイカー:0.1%
テイカー:0.1%
0.02ドル
Mexc無料0.0003BTCメイカー:0.1%
テイカー:0.1%
0.01ドル
kucoin無料0.0007BTCメイカー:0.1%
テイカー:0.1%
0.1ドル

入金手数料はどの取引所も無料で、特に差は見られませんでした。

一方、出金手数料は取引所によって異なりますが、今回はビットコインの出金手数料を比較します。

主要な海外取引所では、Bybitの0.0003BTCが最も安く、gate.ioよりも1/3以下です。現物取引手数料もBybitが最も安い水準です。スプレッドも0.001ドルと低く、取引量も多いため安定しています。

ただし、相場が乱高下するとスプレッドが大きくなる場合もあります。総合的に、Bybitは手数料が特に安い取引所です。

デリバティブ取引手数料の比較

取引所名取引手数料
Bybitメイカー:0.02%
テイカー:0.055%
gate.ioメイカー:0.015%
テイカー:0.05%
Bitgetメイカー:0.014%
テイカー:0.042%
Mexcメイカー:0%
テイカー:0.02%
kucoinメイカー:0.02%
テイカー:0.06%

Bybitとほかの海外の仮想通貨取引所で先物取引での取引手数料を比較してみた結果、全体の平均的な手数料であることが分かります。

しかし、BybitではVIPランク制度を採用しており、VIPランクを上げることで先物取引での手数料も安く抑えることができます。

国内の仮想通貨取引所との比較

続いて、Bybitと日本国内の仮想通貨取引所の手数料を比較していきましょう。

現物取引手数料の比較

取引所名入金手数料
(仮想通貨)
出金手数料(BTC)取引手数料スプレッド(BTC)
Bybit無料0.0003BTCメイカー:0.1%
テイカー:0.1%
0.01ドル(1.5円)
CoinCheck無料0.0005BTCメイカー:0~0.05%
テイカー:0~0.1%
2~4円
bitFlyer無料0.0004 BTCメイカー:0.01%
テイカー:0.15%
4~15円
GMOコイン無料無料メイカー:0.01%
テイカー:0.05%
1円

Bybitの手数料は、国内の主要な仮想通貨取引所と比較しても全体的に安いことが分かります。

特にCoinCheckやbitFlyerと比較すると、取引手数料の一部を除いてすべての手数料でBybitのほうが安いです。

GMOコインは、手数料関連が安い仮想通貨取引所として有名ですが、BybitはGMOコインと比較しても手数料が割高ではありません。

この中で比較するとGMOコインの手数料が最安ですが、手数料以外のサービスの幅広さなどを考慮すると、総合的な評価はBybitに軍配が上がります。

デリバティブ取引手数料の比較

取引所名取引手数料
Bybitメイカー:0.1%
テイカー:0.1%
CoinCheck※サービス終了
bitFlyer無料 ※建玉に対して0.04%/日のレバレッジポイントあり
GMOコイン無料 ※建玉に対して0.04%/日のレバレッジポイントあり

国内の仮想通貨取引所では、先物取引における取引手数料自体は無料に設定されています。

そのため、何度取引を行ったとしても先物の取引手数料は発生しない仕組みです。

しかし、レバレッジ取引でのポジションを保有したまま営業日を超えて保有すると保有しているポジションに対して0.04%相当が毎日レバレッジポイントとして支払う必要があります。

そのため、スキャルピングやデイトレードでは国内の仮想通貨取引所が手数料の観点では優れていますが、ポジションを長期間保有するスイングトレードなどではBybitのほうが手数料を安く抑えられるでしょう。

Bybitで手数料負けしないための節約方法

最後に、Bybitを利用する上で手数料負けしないために、以下の節約方法をご紹介します。

  1. 取引はメイカー側で発注する
  2. VIPランクを上げる
  3. 送金をなるべく一度にまとめる
  4. 送金手数料が安い仮想通貨銘柄で送金する
  5. 送金手数料が安いネットワークを選択する
  6. オトクなキャンペーンを活用する

1. 取引はメイカー側で発注する

Bybitの一般ユーザーは、現物取引手数料が一律で0.1%となりますが、先物取引ではメイカー側の手数料が安く設定されています。

また、VIPランクを上げると、現物取引でもメイカー側の手数料が安くなります。

仮想通貨取引では、板取引方式が採用され、最初に注文を出したユーザーがメイカーとなります。Bybitではメイカー側の取引手数料が優遇されているため、できるだけメイカー側での取引を心がけることで手数料を安く抑えられます。

例えば、無期限先物取引で100万円分のビットコインを購入する場合、テイカー側で注文すると0.055%の手数料がかかり、550円となります。しかし、メイカー側で注文すると手数料は0.02%に下がり、200円まで引き下げられます。

また、VIPランクを高めると、メイカー側は取引手数料無料で先物取引が可能になります。Bybitをメインの取引所として利用する場合は、積極的にVIPランクを上げることをおすすめします。

2. VIPランクを上げる

Bybitでは、VIPランクを上げることでさまざまな特典があります。その中には取引手数料の割引も含まれ、VIPランクを上げることで手数料を抑えられます。

VIPランクは過去30日間の取引量や資産残高、暗号資産ローンの借入金額などによって決定されます。最高ランクに達すると、現物取引で最低0.005%まで手数料を下げ、先物取引では手数料無料となります。

たとえば、100万円分のビットコインを現物で取引する場合、一般会員では手数料が1,000円かかりますが、最高ランクでは50円まで引き下げられます。VIPランクを上げる条件を確認し、達成可能であれば積極的にランクを上げることをおすすめします。

VIPランク資産残高過去30日間の
平均純借入額
過去30日間の取引高
現物取引先物取引オプション取引
一般50,000ドル未満50,000ドル未満0~1,000,000ドル未満0~10,000,000ドル未満0~5,000,000ドル未満
VIP150,000ドル50,000ドル1,000,000~2,000,000ドル未満10,000,000~25,000,000ドル未満5,000,000~10,000,000ドル未満
VIP2250,000ドル500,000ドル2,000,000~4,000,000ドル未満25,000,000~50,000,000ドル未満10,000,000~15,000,000ドル未満
VIP3500,000ドル1,000,000ドル4,000,000~6,000,000ドル未満50,000,000~100,000,000ドル未満15,000,000~25,000,000ドル未満
VIP41,000,000ドル1,500,000ドル6,000,000~8,000,000ドル未満100,000,000~250,000,000ドル未満25,000,000~40,000,000ドル未満
VIP52,000,000ドル2,000,000ドル8,000,000~10,000,000ドル未満250,000,000~500,000,000ドル未満40,000,000~100,000,000ドル未満
VVIP該当なし該当なし10,000,000ドル以上500,000,000ドル以上100,000,000ドル以上
Pro1該当なし該当なし6,000,000~8,000,000ドル未満100,000,000~250,000,000ドル未満25,000,000~40,000,000ドル未満
Pro2該当なし該当なし8,000,000~10,000,000ドル未満250,000,000~500,000,000ドル未満40,000,000~100,000,000ドル未満
Pro3該当なし該当なし10,000,000~30,000,000ドル未満500,000,000~1,000,000,000ドル未満100,000,000~250,000,000ドル未満
Pro4該当なし該当なし30,000,000~60,000,000ドル未満1,000,000,000~2,000,000,000ドル未満250,000,000~400,000,000ドル未満
Pro5該当なし該当なし60,000,000ドル以上2,000,000,000ドル以上400,000,000ドル以上

3. 送金をなるべく一度にまとめる

仮想通貨取引所では、送金手数料が送金手続きごとに必要です。

複数回に分けて送金すると、都度手数料が発生し、効率が悪くなります。したがって、事前に送金予定がある場合は、できるだけ一度にまとめて送金することで、最低限の手数料で済ませることができます。

送金手続きを計画的に行い、送金回数をまとめることで手数料を節約しましょう。

初めて送金する場合や新しいウォレット・取引所への送金では、送金ミスによるリスクを抑えるため、少額のテスト送金を行いましょう。

テスト送金には手数料がかかりますが、全損リスクを回避するために必要な費用として考えましょう。

4. 送金手数料が安い仮想通貨銘柄で送金する

Bybitでは、送金手数料は送金したい仮想通貨によって異なります。

ビットコインやイーサリアムなどは、ネットワーク上の取引処理コストが高騰しており、手数料も高めに設定されています。特にビットコインは手数料が高く、送金速度も遅いため、他の仮想通貨に比べて向いていません。

そのため、他の仮想通貨取引所などへ送金する場合は、送金速度が速く手数料が安い「リップル(XRP)」を選択することがおすすめです。

2024年3月14日時点では、ビットコインの出金手数料は1回の送金で0.00068BTC(約7400円)ですが、リップルなら0.25XRP(約25円)まで手数料を抑えられます。

Bybitから送金する際は、仮想通貨をリップルに交換する手間がかかりますが、手数料を抑えるためには手間を惜しまないようにしましょう。

ただし、大金を送金する場合は、リップルの価格変動に注意が必要です。大きな金額を送金する際は、何度かに分けてリップルに交換して送金することを検討しましょう。リップルの手数料が安いため、送金回数をまとめなくても大きな心配はありません。

5. 送金手数料が安いネットワークを選択する

イーサリアムなどの仮想通貨は、複数のネットワーク上で利用されるため、ネットワークごとに送金手数料が設定されています。

もし送金先が「ERC-20」以外のネットワークに対応している場合、「Airbitrum」もしくは「Optimism」を積極的に利用することがおすすめです。BybitでERC-20ネットワークを利用してイーサリアムを送金する場合、手数料は0.0026ETHかかりますが、Optimismネットワークを利用すると0.0003ETHと10分の1近くになります。

ステーブルコインであるUSDTやUSDCも複数のネットワークに対応していますので、ERC-20ネットワーク以外で送金することも考慮しましょう。

ただし、送金先の取引所が送金元のネットワークに対応していない場合、最悪の場合紛失につながる可能性があるので、事前に対応ネットワークを確認しておくことが重要です。

6. オトクなキャンペーンを活用する

Bybitでは、さまざまなイベントやキャンペーンを開催しており、過去には取引手数料が割引されるキャンペーンも開催されました。

キャンペーン中は現物や先物取引の取引手数料が無料で利用できていたこともあり、とてもオトクです。

もし、今後も同じようなキャンペーンやイベントが開催されたときは、積極的にBybitを利用するようにすると、取引手数料を安く抑えられるためおすすめです。

Bybitでは口座開設するときに招待コードを入力するだけで、口座開設しただけでオトクな特典を受け取れるキャンペーンも開催しています。

ぜひ招待コード【57973】を入力してBybitで新規口座開設をしてみましょう。

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公式サイト:https://www.bybit.com/ja-JP/

bybitで実際に取引してみた

入金時の手数料

実際に仮想通貨によるBybitへの入金をUSDCを利用して、2024年4月16日に行いました。

仮想通貨の入金自体は問題なくスムーズに完了しており、入金の詳細も確認できます。

Bybitでは仮想通貨による入金では入金手数料がかからないため手数料の表記もありません。

現物取引した時の手数料

Bybitの現物取引での取引手数料は取引履歴から確認できます。

2024年4月14日に2種類の仮想通貨銘柄での現物取引を行ったときの取引手数料を紹介します。

SOLの場合は、約定金額0.170SOLに対して、取引手数料として0.00017SOLがかかっていることが分かります。

また、AAVEの場合は、USDT換算で約定金額の約21.89AAVEに対して、取引手数料として0.0218USDTがかかりました。

VIPランクが通常ユーザーなので、どちらとも0.1%相当の現物取引手数料がかかっているとわかります。

買い注文の場合には、購入した仮想通貨で、売り注文の場合にはUSDTで取引手数料が計算される仕組みになっています。

両替え(コンバート)した時の手数料

2024年4月25日にBybitの両替機能を利用してみました。

両替での取引手数料は無料なので、実際の両替履歴の詳細においても取引手数料は0と表記されています。

履歴の詳細では、実際に両替したときの価格レートなどの記載もあります。

出金時の手数料

2024年4月19日にUSDCをBybitから仮想通貨の送金として個人のウォレットに送金しました。

入金と同じく出金の詳細も確認でき、送金先のウォレットアドレスなども確認できます。

この送金手続きはアービトラムのネットワークでの送金で、1USDCが送金手数料として差し引かれていることが分かります。

Bybitの手数料でよくある質問

Bybit(バイビット)で手数料を安く抑える方法は?

Bybitの取引手数料はメイカー側での発注や、BybitのVIPランクを上げるなどして安く抑えられます。

先物取引での取引手数料はメイカー側とテイカー側でそれぞれ設定されており、メイカー側の方が優遇されます。

そのため、可能であればメイカー側で取引を行うように意識すると取引手数料を安く抑えられます。

また、VIPランクを上げて取引手数料を安く抑えたい場合には、VIPランクを上げる基準となる資産保有額や先物取引の取引高を高いレベルで維持するようにするといいでしょう。

一括で仮想通貨を送金することで手数料を削減する方法は?

Bybitでは、送金の手続きのたびに毎回送金手数料がかかります。

そのため、可能であれば一括でまとめて送金して全体の送金手続きの回数を減らすようにすると送金手数料を抑えられるでしょう。

しかし、仮想通貨の送金では送金ミスをしてしまった場合でも、原則は自己責任扱いになります。

最悪の場合、送金した仮想通貨をそのまますべて失ってしまう可能性もあります。

そのため、はじめての送金手続きやはじめての送金先への送金手続きでは、一度少額でのテスト送金を行ってから、残りの仮想通貨をまとめて送金するようにするといいでしょう。

送金手数料が2回分発生してしまいますが、送金ミスで仮想通貨を失ってしまうリスクに比べると必要経費と考えるようにしましょう。

手数料が低い仮想通貨を選んで送金する方法は?

Bybitでは、仮想通貨の送金手数料は送金する仮想通貨銘柄によって設定されています。

そのため、送金手数料が安い銘柄で送金することで送金手数料を抑えられます。

送金手数料が安い仮想通貨銘柄としては、「リップル(XRP)」などが挙げられます。

仮想通貨を送金するときの送金画面で実際の送金手数料を確認できるため、送金時に一度送金手数料にも目を通してみるといいでしょう。

また、送金手数料は送金する仮想通貨のネットワークでも異なってくるため、必要に応じて送金手数料が安いネットワークを活用してみてもいいでしょう。

主に指値注文を利用して取引することで、手数料を抑える方法は?

指値注文では、取引板上に指値の注文を作成するメイカー側のユーザーになることで取引手数料を節約できます。

そのため、可能であればメイカー側で指値注文をして取引することをおすすめします。

しかし、今すぐ注文を約定させてしまいたい場合には、臨機応変に成行注文で取引した方が安心できる場合もあります。

その場面で手数料を優先するか、今すぐ約定させることを優先するかを考えて指値注文と成行注文を使い分けるようにしましょう。

取引時に手数料の損失を考慮しながら行う方法は?

Bybitの取引手数料は、取引金額に対しての割合で取引手数料が差し引かれます。

そのため、複数回に分けて何度も取引するとその都度取引手数料が差し引かれてしまいます。

特に仮想通貨の売りと買いを交互に繰り返すような場面では取引手数料による損失には注意が必要です。

取引手数料による損失を考慮する場合には、可能な範囲でまとめて全体の取引回数を少なくするようにして取引するといいでしょう。

デモ口座取引でも手数料は発生しますか?

Bybitのデモ口座では、デモ口座用に資金を使用して模擬的に取引をするだけなので、取引手数料はかかりません。

そのため、Bybitのプラットフォームを体験したい場合には、Bybitのデモ口座を積極的に活用してみるといいでしょう。

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